将来役に立つ資格②【危険物取扱者】 - オンライン家庭教師e-Live全国公式HP

将来役に立つ資格②【危険物取扱者】

たろう
2023-07-13

危険物取扱者の資格を取るには?

危険物取扱者とは?

危険物取扱者は、危険物を適切に扱うために必要な資格です。
この資格は火災や爆発などのリスクがあるものを扱うために必要になり、職場によっては普段の業務で危険物を扱っていきます。
こういった理由で国家資格にもなっていて、危険物取扱者を多く必要としている企業もたくさんあるんですね!

危険物取扱者を取得するメリット

1.就職、転職に役立つ!!

これは様々な資格に言えることですが、危険物取扱者は役立つ職業が多く存在します。
例えば、タンクローリーの運転手や消防士などは危険物を扱ったり、普段の仕事で危険物の知識が重要になってきます。求人案件も多いので、就職・転職の幅は非常に広がります。

2.昇給など、収入アップにつながる!

危険物取扱者資格のおかげで、収入アップも望めます。国家資格なので就職市場や業界で、重要な人材と見られることは多いでしょう。
収入アップの可能性がある資格は、社会的な責任があることを意味します。たとえば危険物が関わる資格では、けがや事故にあう確率は上がると思います。このような仕事をすることで、無資格者より収入が高くなるかもしれません。リスクがあるからこそ、仕事への対価は大きくなるものなのです。

取得するために知っておいてほしいこと

1.基本情報

甲種・乙種で扱う危険物の種類は、以下の6種類があります。甲種は全部を扱えますが、乙種は試験に合格した種類の危険物のみを扱えるというところが違いです。

甲種 すべての種類の危険物

乙種
第1類  酸化性固体  塩素酸塩類、過塩素酸塩類、無機過酸化物、亜塩素酸塩類等
第2類 可燃性固体  硫化リン、赤りん、硫黄、鉄粉、金属粉、マグネシウム等
第3類 自然発火性物質及び禁水性物質  カリウム、アルキルアルミニウム、黄りん等
第4類  引火性液体  ガソリン、アルコール類、灯油、軽油、重油、動植物油類等
第5類  自己反応性物質  有機過酸化物、硝酸エステル類、ニトロ化合物等
第6類  酸化性液体  過塩素酸、過酸化水素、硝酸等

丙種  引火性液体

国家資格に合格するには、下記にある甲種、乙種、丙種それぞれで必要な知識を身につける必要があります。

甲種危険物取扱者
危険物に関する法令
物理学及び化学
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法

乙種危険物取扱者
危険物に関する法令
基礎的な物理学及び基礎的な化学
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法

丙種危険物取扱者
危険物に関する法令
燃焼及び消火に関する基礎知識
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法

2.試験概要

試験料手数料
甲種 6,600円 乙種 4,600円 丙種 3,700円

受験申請の方法は書面申請と電子申請の2通りがありますが同一試験日に2つの申請方法を重複して申請することや同じ種類の試験を受験することはできないそうです。他にも受験資格など詳しい情報が気になる方は公式ホームページに掲載されているので確認しましょう。

危険物取扱者は、種類によって責任の範囲が変わってきます。中でも乙4は勉強もしやすく合格率も高めなため、初心者の方でも挑みやすくなっています。
まだ、やりたいことが決まっていなかったり、社会的責任の伴うやりがいにあふれた仕事も多いので挑戦してみてください!

参考:一般財団法人 消防試験研究センター 危険物取扱者試験