皆さんは「建築士」という仕事にどんなイメージを持っていますか?
私は、とてもカッコいい仕事だなと思っていました!
建物を建てる時に活躍する人、とは知っていても、詳しくはあまりわからないという方もいるかもしれません。
今回は、そんなカッコいい職業、建築士についてご紹介いたします!!
建築士とは一言で言えば、建物の設計図を描き、その設計図をもとに行われる建設現場で工事の監督をする人です。
ただ建物の構造を考えるだけでなく、建築基準法に基づいて建物の用途や耐震耐火性、快適性などをすべて設計します。
建築士になるには一級建築士、二級建築士、木造建築士のいずれかの国家資格を取得する必要があります。
実務経験も必要で、高校や専門学校での建築科の卒業や短大・大学の建築の指定科目を履修し、実務経験を積むことで資格取得の道が開けます。
建築士になるためのルートは複数あります。また、二級・木造建築士になるルートと、一級建築士になるルートは少し違います。
高校の建築科・土木科を卒業した後、実務経験を3年以上積むことで二級建築士や木造建築士の受験資格を得るルートです。
一度建築関係で就職をして、設計や工事監理に必要な知識や能力を得られるような実務をする形です。
いわゆる高卒で就職したり、専門学校に進学した場合も、実務経験が0~3年必要となる場合があります。
高校が建築に関係のない科だった場合は、現場での実務経験を7年以上積む必要があります。
高校(科は問わない)を卒業した後、建築の指定科目のある短大や大学に進学して卒業をすれば、建築実務経験ないで受験資格を獲得できます。
この場合は、順当にいけば20代前半のうちに二級建築士や木造建築士の資格を取得できるでしょう。
大まかな仕事の流れとしては4つの工程があります。
「施主(せしゅ)」と呼ばれる建築の依頼主が建物のイメージを持っているので、施主と建築士で綿密な打ち合わせを重ね、
施主の理想を実現するためのアイデアを図面に落とし込みます。
レイアウトの実用性やデザインを考えながら大まかにイメージを固めていきます。
図面やミニチュア模型を作って、施主に完成形を説明したりします。
ここまでが、大きく分けて「設計」業務です。
ここからは、大きく分けて「工事監理」業務です。
予め綿密な打ち合わせをして決めていたプランをもとに着工した後、実際に作業をする作業員に
監督として詳細な指示出しをしたり、都度修正をしていくことが建築士の役割です。
工事がすべて終わったら引き渡しです。
最後に、設計書の計画通りに建物が完成されているかどうかなどを、施主の立ち合いのもとでチェックして完了です。
就職先によっても変わってきますが、二級建築士の場合は年収350~500万円ほどと言われています。
一級建築士となると年収500~600万円が最も多いそうです。
建築士の平均年齢は43歳と言われており、初任給は20~25万円が相場と言われています。
「お客様の建築物への夢を形に変えるためのお手伝い」をする、非常にやりがいのあるカッコいい仕事の建築士を、皆さんも目指してみませんか?
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!!