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勉強に音楽は必要なの?

さくらんぼ
2024-07-31

第1章:はじめに

皆さんは、勉強するときは音楽を聞きますか?
ちなみに私は音楽が好きなので、モチベーションを上げるために、勉強するときはよく聞いていました(笑)
ただ中には、音楽を聞くと集中力がなくなってしまうから聞かないって人もいます。
では勉強をしているときに音楽を聞くことは効果があるのか、今回はメリットとデメリットと注意点、そしておすすめの音楽をお伝えしていきます。

第2章:メリットとデメリット・注意点

結論からいうと、勉強中に音楽を聞くことは効果があります。
しかし、そもそも勉強中に音楽を聞くことが向いている人といない人がいます。
それは勉強するときに、無音の方が集中できるのか、多少の雑音があった方が集中できるかです。
雑音があった方が集中できる人は、音楽を勉強中に聞いても大丈夫です。ただ無音の方が集中できる人は、勉強中に音楽を聞くとかえって集中力がなくなってしまう可能性があるので、あまりおすすめしません。
それを知った上でこのあとお話しするメリットとデメリットを考慮して、勉強中に音楽を聞くべきかどうかを判断してみてください。
また注意点も一緒にお伝えしますので、音楽を聞きながら勉強するときの参考にしてみてください。

メリット

1.モチベーションが上がる

勉強を始めるときって、やる気は全然出ないですよね…
私がこの理由でよくやっていたのですが、好きな音楽を聞いていると自然と気分が高まっていきます。
人は興奮すると「ドーパミン」が分泌されます。ドーパミンは、人のやる気や意欲向上の働きがあります。
そうすることで、勉強を始めるときの着火剤になるので、勉強を始める前に好きな曲を聞いて気分を上げることはおすすめです。

2.リラックス効果がある

音楽を聞くことによって、ストレスを軽減させリラックスすることができる効果があります。
その原因は、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が分泌されているからです。
つまり、音楽を聞くことで、リラックスした状態で勉強に取り組むことができます。

3.集中力が上がる

音楽を聞くことで、「アルファ波」を発生させることもできます。
これはリラックスできたり、集中力を上げてくれたりする効果があります。
また休憩するときに、気持ちをリセットしたい場合でも効果的なものになります。

4.記憶力が上がる

音楽を聞くことによって、脳の中で記憶を司る「海馬」が刺激されます。
そうすると脳は、その時聴いていた音楽と勉強した内容を、同時に記憶しようとします。
皆さんも経験があるかと思うんですが、音楽を聴くとそのとき聞いていた出来事を思い出すことはありませんか?
実はこれは脳の働きによって記憶されたものになります。
このように、音楽を聴きながら勉強することで、学習したものが記憶に残りやすくなります。

5.周りの雑音を遮断することができる

周りから聞こえる話し声や雑音が鬱陶しくて、集中力が下がってしまうなんて経験があるかと思います。
しかしヘッドフォンやイヤホンで音楽を聴くことによって、話し声や雑音が遮断され、勉強に集中しやすい環境を作ることができます。
これは「マスキング効果」といって、この効果を利用して勉強や作業の集中力を高める人もいます。

デメリット・注意点

1.無音の環境で集中できなくなる

音楽を聞きながら勉強をしすぎてしまうと、その環境に慣れてしまい、音楽がないと授業などに集中ができなくなってしまう可能性があります。
特に受験のときは、当然ながら音楽を聞きながら試験を受けることはできません。そうなると本来の実力を発揮できない可能性がでてきます。
そのため特に受験生は、たまに音楽がない状態で勉強をして、無音の状態でも集中できるようにやらなければなりません。
勉強中の音楽はやりすぎないように気をつけましょう。

2.歌詞に気を取られて集中力がなくなってしまう

歌詞がついている曲を聞きながら勉強していると、いつの間にか歌詞の方に意識が向いてしまい、集中力がなくなってしまう可能性があります。
そうなると、せっかく長い時間ずっとやっていた内容もあまり頭に入らず、勉強の意味がなくなってしまいます。
勉強中の曲は、歌詞がない曲か歌詞が気にならない曲を選んだ方がよさそうです。

3.科目によっては向いていないものある

音楽を聞きながら勉強をするのに向いているのは、単純作業のものになります。
向いていないのは、暗記が必要な科目や思考力や読解力が必要な問題になります。
理科や社会などの暗記科目の勉強方法の一つとして、声に出して覚えるやり方があります。
視覚だけでなく、聴覚も駆使して覚えるので、すごく効果的なやり方ですが、音楽を聞いてしまうとその効果が激減します。
また数学や国語などといった科目は、問題を解くとき集中力が必要になります。
問題を解いているときに音楽を聞くと、音楽に意識を持っていかれてなかなか集中できず、時間ばかりがすぎてしまいます。
そのため、科目によって音楽のジャンルや楽曲を変えたり、音楽を聞かずにやったりと工夫してやっていく必要があります。

第3章:おすすめ音楽

勉強中にどうしても音楽を聞きたい人は、基本的に歌詞がない音楽を選んであげるといいです。
ただ歌詞がない音楽はなかなか聞かないと思うので、今回はおすすめの音楽をお伝えするのでぜひ参考にしてみてください。

○クラシック
クラシック音楽には「1/fゆらぎ」というものがあり、適切な音の強弱によって、精神を安定させる効果があります。
オーケストラでもいいですが、ピアノやバイオリンのみの方が聞きなじみがあるかと思うので、そちらを選ぶといいかもしれません。

○BGM
カフェで流れているようなゆったりしたものや、ジャズのようなおしゃれなものなど、BGMの種類はたくさんあります。
Yputubeにたくさんあるので、自分の好きな音楽のタイプを見つけて、リラックスしながら勉強をしてみてもいいかもしれません。

○インストゥルメント音楽
インストゥルメント音楽は、ボーカルがない楽器だけの音楽になります。
どうしても自分の好きな曲を聞きたいときは、インストゥルメント版のものを聞くといいかもしれません。

第4章:まとめ

いかがでしたか?
勉強中に音楽を聞くことは、上手く使えば効果があります。
ただ最初にもお伝えした通り、向いている人と向いていない人がいるので、実際にやってみて判断してもいいかもしれないです。
ぜひ音楽を上手く使って、日々の勉強を効率よくやっていきましょう。