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株式投資 ファンダメンタル分析

大塚
2023-07-26

こんにちは。以前、お金の勉強という建前で、株式投資についての記事を書きました。今回は、この株式投資について、もう少し詳しく話をしてみようと思います。

ファンダメンタル分析

ファンダメンタル分析とは、企業の今年の利益、業績、資産の状況などの情報と、経済全体の状況や政策などを組み合わせて、投資先として適切な企業を導き出す分析方法です。

この分析をすることの目的は、「どの銘柄を買えばいいのか」をチェックすることです。いつ買って、いつ売るかなども重要ですが、そもそも適切な銘柄を購入できなければ買うも売るもできませんので、一番最初に行う分析になります。

基本は、企業が決算時に発表する財務諸表(企業の売り上げとか資産とかが載っているもの)を確認し、分析をします。確認する資料は3種類あります。どれも難しい言葉ですが、なるべく言葉を簡単にして書いてみますね。

① 貸借対照表

貸借対照表は、企業が持っているお金や土地、建物などの固定資産を含めた全ての「資産」、借金や退職引当金などの「負債」、資産から負債を差し引いた残りの「純資産」の3つが載っている表です。純資産が多ければ、この企業は安定していると判断できるので、企業の安定性が確認できます。

② 損益計算表

損益計算表は、売上とそれにかかった費用、売上から費用を差し引いた利益を順番に並べて記入する資料です。一定期間に企業がどれくらい売上を上げたのかが分かるので、事業の規模がなんとなく把握できたり、利益が沢山出ていたら、この企業は今成長中なのかな?ということも分かります。

③ キャッシュフロー計算書

キャッシュフロー計算書は、企業の中のお金の流れを把握できます。事業の売上などに関わる営業活動によるキャッシュフロー、設備投資などの投資活動によるキャッシュフロー、借入や貸付、株式の発行など資金調達に関わる財務活動によるキャッシュフローの3つに分かれます。売上は上げたけど現金として手元になかったり、手元にお金はあるけど半分以上は借金だった!ということもありえます。そのような手元にあるお金の流れを把握できる資料です。

これらの資料から、企業がどれくらい安定していて、どのくらいの規模で、どういうお金の流れをしているのかを把握し、投資先を選んでいきます。簿記の知識があると把握しやすいですが、それぞれの資料の見方を把握し、数字を上手く計算することで、どの企業が成長しそうなのかが判断できるようになります。

実際の分析方法

さて、ここまで情報が集まったら、実際に計算を用いて分析を始めます。

EPS(1株あたり純利益)

まずは、純利益を発行済みの株式数で割って、1株あたりどのくらいの純利益を出しているのか、企業の成長性を出しましょう。

EPS(1株あたり純利益)円=当期純利益 / 発行済み株式数

この数値を何年か分計算して、順調に上昇している企業は成長中の企業であると判断することができます。

ROE(自己資本利益率)

企業の収益性の部分は、資本がどれくらい効率的に利益を生み出したかで判断できますね。値が高いほどより効率的で、業績が良いと判断できます。

ROE(自己資本利益率)%=当期純利益 / 自己資本 × 100

PER(株価収益率)

企業の成長性や収益性がわかったら、それらの企業価値に対して現在の株価が割高なのか割安なのかを知りたいですよね。現在の株価をEPS(1株あたり純利益)で割りましょう。

PER(株価収益率)倍=株価 / EPS

この数値が低いほど株価は割安であり、高いほど割高であるということです。

PBR(株価純資産倍率)

企業価値ではなく、企業の資産に対して株価が割高なのか割安なのかも出しましょう。

PBR(株価純資産倍率)倍=株価 / BPS(一株あたり株主資本)

PBRの値が低いほど株価は割安であり、高いほど割高であるということです。

今回はここまでにします。