「教育学部=先生になるための勉強」のイメージ通り、教育学部では将来先生になりたい人たちが教育について学ぶところになります。
ただ先生になるために学ぶのではなく、人間の成長・発達を身体的側面からだけでなく、心理的な側面からも学んでいきます。
教育学部は大きく分けて「教育学」と「教員養成学」の2つになります。
教員養成学は学校の先生になることを目的としているため、教員免許を取得するためのカリキュラムが組まれています。
そのため、教員養成系学部を卒業すると教員免許の取得が可能です。
教育学では「教育とは何か」を学んでいきます。
そのため社会学や政治学、心理学など多角的な視点で学んでいきます。
学校によっては、教員免許の取得に必要な科目が必修科目に入っていないこともあるため、選択科目のなかから教員免許取得に必要な科目を選び、単位を取得する必要があります。
教育学部で取得できる資格としては以下があります。
幼稚園の先生として仕事をするために必要な資格になります。
幼稚園の先生になるだけでなく、幼稚園の園長や経営者、その他に養成学校の講師や教師などの指導者になることもできます。
国公立および私立の小学校で先生になるために必要な資格になります。
小学校教諭は原則として全教科を1人で教えていきます。
国公立および私立の中学校で教師として教えるために必要な資格になります。
資格は、国語、数学、英語、理科、社会、体育などの教科ごとに取得していきます。
国公立および私立の高等学校で教師として教えるために必要な資格になります。
中学校と同様に専門科目ごとになりますが、レベルの高い知識が必要になります。
盲学校やろう学校、特別支援学校、一般校に併設されている特別支援学級で仕事するための資格になります。
言語障害を持つ生徒や、肢体が不自由な生徒が対象となるため、より専門性の高い仕事になります。
教育学部を卒業したら、大半の人たちは教員になります。教育学部に入学したら教員にしかなれないのかと言われればそんなこともないです。
教員以外にも、民間の教育企業に就職する人もいれば、出版社業界などの一般企業に就職する人もいます。
このように教員以外の道で、今学んできたものを活かして活躍する人もいます。
いかがでしたか?
教育は子供の人生に関われる素晴らしい仕事です。
少しでも人の役に立ちたい、やりがいのある仕事をしたい、子供が好きな人はぜひ教育学部で学んでみてください。