集中力とは、1つの物事に注意を向けて没頭する能力のことを言います。集中力が切れてしまうということは、没頭していた物事から注意が何か他のことに向いてしまっている状態のことを指します。
集中力が続かない、集中力が切れてしまうのには、大きく2つの原因があります。
周囲の環境によって“気が散っている”状態になっていしまっていることが挙げられます。皆さんも心当たりはありませんか? 例えば部屋の明るさ、周囲の音、あとは温度や湿度などが気になってしまい集中が乱された、という経験がある方は多いと思います。
心身の不調を抱えていることが挙げられます。そもそも心身ともに健康と言えなければ、目の前の作業へ集中することは難しいのではないかと思います。しっかり睡眠や栄養が摂れていない。睡眠が不足して脳の働きが鈍っていたり肉体の疲労が溜まっていたりすると、作業能率は確実に落ちるでしょう。
また、悩み事等で気分が落ち込んでいたり、悩みを抱えていたりしていても、それに気を削がれて作業能率は落ちてしまうでしょう。
周囲の環境は、適切な環境づくりをすることで対策できるのではないでしょうか。暗すぎる部屋や明るすぎる部屋では、作業をするときに見えなかったり、眩しいと感じてしまったりします。ちゃんと電気を点けることや、照明の明るさを一段階落としたものに変えるといった方法が考えられます。
音に関しては、誰かの話し声や外から聞こえてくる騒音などが挙げられますが、自分以外が発する音に関してはどうしようもないので、曲を流さずにイヤホンやヘッドホンを装着するのがいいかと思います。また、曲を流していたほうが集中できるなと感じる人は、曲を流してみるのもいいかもしれません。
温度や湿度に関しては、換気をしたりエアコンの除湿機能を駆使してみるといい具合に調節できるかと思います。だいたい室温25℃以下、湿度50%ほどが望ましいそうです。
心身の不調は、しっかりとした睡眠時間を確保したり、栄養を摂ることで解決できるのではないでしょうか。一般的に、睡眠時間が6時間未満になると、翌日の日中に強い眠気を感じるようになるといいます。眠ければ集中なんてできるわけがありません。何をしていても、いわゆる“舟を漕ぐ”状態になります。栄養不足に関しては、特にブドウ糖が必要になります。脳の主要なエネルギー源はブドウ糖(糖質)であり、不足すると脳機能が低下します。これに加えて、糖質からエネルギーを作り出すにはビタミンB₁が必須になるため、糖質だけでなくビタミンB₁を並行して摂取することを心がけるのがよいでしょう。
余談ですが、カフェインの摂取は基本的にはお勧めしません。用法・用量を守らない長期的なカフェインの摂取状態が続いてしまった場合、カフェイン依存症のリスクがあります。エナジードリンクはご法度です。常飲するようになると手放せなくなりますし、将来の身体が心配になります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
この記事を読んでいる間、集中できていましたか? 集中力が続かない悩みを抱えてこのページを訪れたかと思いますが、この文章量を読み下すくらいの集中力があれば、ポテンシャルはあるはずです。自分にあった対策実践して、良い集中ライフを!