分散学習、多様練習とも呼びますが、これは学習している項目の間に何か別の学習を挟み込むというやり方です。
海外の大学の比較実験では、インターリービングの学習をした学生とそうでない学生を分けてテストを行ったところ、インターリービングの学習をした学生のほうが圧倒的に記憶の定着率が高かったという結果が出ています。
では、具体的にどのような方法になるのか。
例えば英語の勉強をしようとしたときに、まずは単語を勉強して、次に文法を勉強して、それぞれ理解出来たら長文をやろう、というように勉強する方が多いと思います。
しかし、これでは効率が悪いという研究結果が出たのだから、インターリービングを使うために学習を分散しなければいけません。
どうすればいいかというと、単語と文法と長文を並行して勉強を進めます。
例えば、単語を少し覚えたら、それを使った文法を覚えて、もう1度単語を覚えたら長文問題をやってみる、というように、1日の中で分散的に学習できるサイクルを作るのが、インターリービングを用いた学習方法になります。
全く関連のない事柄を挟まない
例えば、英語の単語を学習している間に二次方程式を挟むのはNGです。何らかの関連性がなければ意味がないので、英語なら英語という科目の中で分散を行ってください。
反復が重要
インターリービングは反復学習と反対の学習法として挙げられることがありますが、どちらが間違っているというわけではなく、どちらも重要です。
例えば、1時間で1つのサイクルを行うよりも、15分ずつで計4回サイクルを行うほうが、反復されるため定着率が高くなります。このように、インターリービング学習と反復学習をどちらも意識しながら学習計画を立てることがベストです。
いかがでしたでしょうか?ぜひ今後の勉強に活かしてみて下さい!
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