この一年間は生きてきた中で、一番苦しみもがき、全力を出した日々を送りました。 - e-Live

この一年間は生きてきた中で、一番苦しみもがき、全力を出した日々を送りました。

体験記

この一年間は生きてきた中で、一番苦しみもがき、全力を出した日々を送りました。

私は春から夏にかけて、どちらかというと学校行事の方に全力を尽くしていました。勉強に専念し始めたのは、第一回学力診断調査の結果を知ってからでした。なぜかというとその結果はビリビリに破いてしまいたいほどひどいものだったからです。北高の校門をくぐる自分の姿がすっと消えた気がしました。それから私は平日も一日五時間以上、休日は十時間以上勉強するようになりました。思いきり受験生の今しか味わってやろうじゃないか!という気持ちに変わったのです。とにかく、入試のきに自分の机に座って、(あそこをやり忘れた)と思わないように、すべての不安な単元をやり尽くしました。記述問題はノートに何回も書いて一生忘れないようにと思い、解いていました。そんな毎日を送っていて正直私は、気が滅入りそうでした。でもそんなときに、私を支えてくれたのは友達でした。

友達は私が暗く沈んでいるときに、真っ青な青空のような笑顔で、思わず顔がほころぶ話をしてくれました。「受験」の二文字にしばられていた心が柔らかくほぐされていきました。そんな同じ苦しみを味わっている友達に支えられ、私と共に戦ったライバルたちは、最高のパートナーたちでもありました。

最後に、受験生として生きる一年間は、人を大切にして生きてください。友達、先生、家族に支えられていることを知ってください。ライバルたちを尊重してください。そして何よりも自分という人を一番に信じてください。そうすれば、合格への道は自ずと拓けるはずです。

自分の受験番号を見つけたときのあの喜びは言葉にすることができません。にじむ視界に見えた雲一つない青空を胸に、私は止まることなく走り続けていこうと思います。